長瀬ランダウア株式会社
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放射線の性質

放射線と放射能

「放射線」には、(1)X線やγ線(ガンマ線)のような、テレビの電波や光の仲間である電磁波と呼ばれる空間を伝わっていく波と、(2)α線(アルファ線)やβ線(ベータ線)、中性子線のような、元素を構成する小さな粒子またはそれらの集合体が空間を飛び回っているものの二つに分けられます。
また、放射線を発生源に着目すると、(1)病院などのX線発生装置のように機械的につくられるものと、(2)放射線を出す性質を持った放射性同位元素(以下RI:radioisotope)と呼ばれる物質から出てくるものの二つに分けられます。

病院で使っているレントゲンなどのX線発生装置は、ちょうど部屋の中にある電球と同じように、スイッチを入れた時だけX線が出ています。電球のスイッチを切った瞬間に光が消えて暗くなるのと同様、X線も発生装置のスイッチを切ると瞬時になくなってしまいます。ですから、X線が室内にいつまでも漂っているということはありません。
一方、RIとは、放射線を自然に放出する性質を持つ物質であり、その性質や能力は「放射能」という言葉を用いて表されます。放射能を持った物質であるRIは、固体・液体・気体などさまざまな状態で存在し、放射能がなくなるまで放射線を出し続けます。放射能は時間とともに減少していき、減少する時間は物質ごとに決まっています。
また、私たちの身の回りには、自然放射線と呼ばれる放射線が存在します。宇宙から飛来するもの、地中や建物の建材から出てくるものなどがあります。従って、私たちも知らず知らずのうちに自然界から放射線を浴びているのであり、その大部分が天然のRIからのものです。そして、自然の食べ物の中にも微量ですが天然のRIが含まれており、私たち自身の体内にもRIが存在してごくわずかな放射線を出しています。
以上のことから、地上で全く放射線のない環境や場所は存在せず、この地球上の生物は皆、太古の昔から自然界の放射線を浴びながら進化を続けてきたと言えます。

放射線の一般的な性質

放射線には、代表的なものとして、X線、γ線、α線、β線があります。
X線とγ線は電磁波と呼ばれる空間を伝わる波であり、光と同じ速度で、薄いアルミ板は透過し、厚い鉛板などで止まります。

α線は、2個の中性子と2個の陽子という粒子が集まったもの(ヘリウムの原子核)で、プラスの電気を持っており、透過力は小さく、薄い紙で止まってしまいます。
β線は、電子と同じようなもので、マイナスあるいはプラスの電気を持っており、薄いアルミ板で止まります。

放射線の一般的な性質