バリオトラックは、CR-39の名称で知られるADC(アリル・ジグリコール・カーボネート)モノマーを重合・成形した固体飛跡検出器用プラスチック板です。
荷電粒子の検出素材として開発され、現在は陽子線・重粒子線、α 線、中性子線の検出素材として研究分野を中心に国内外で幅広く利用されています。また、当社の中性子線測定用素子としても長年使用されています。
姉妹品としてバリオトラックでは検出できない低LETの重荷電粒子を検出できるハーツラスもあります。
特長
- バッググラウンドがきわめて少なく、安定しています。
- エッチング後の透明性に優れています。
- 潜像退行(フェーディング)がほとんどありません。
- 104 GyまではΧ・γ線による影響を全く受けません。