
X線透視やIVRなどでX線の視野に直接手指が入る場合やアイソトープ試薬を取扱う従事者は、体幹部より手指の方が数十倍も多くの放射線を受けるおそれがあります。
リングバッジは、検出器に熱ルミネセンス線量計(TLD)を使用し手指の被ばくを簡便かつ正確に測定するために開発された線量計です。
手指の被ばくが体幹部(胸部、腹部)より多く被ばくする可能性のある方は、リングバッジのご着用をお薦めします。
リングバッジの特長
- Point:1
- リング本体にお名前等を直接レーザーで印字いたしますので、消毒や手洗いをしても、印字が消えることがなく、また測定にも影響はありません。
- Point:2
- 消毒が簡単なため、手術室等への持ち込みも可能です。
- Point:3
- バッジに突起物が無いので、リングの上からでも簡単に手袋などが着用できます。
- Point:4
- リングは再使用せず、毎回新しいものをお送りしますので大変衛生的です。
- Point:5
- 着用期間ごとにリングの色(3色使用)を変えてお送りしますので、着用期間が終了したリングを見分けることができます。
- Point:6
- 検出素子(TLD)に生体等価なLiF(フッ化リチウム)を使用しています。
リングバッジの仕様

LiF(フッ化リチウム) サイズ:φ 4.5 mm × 0.9 mmt |
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0.2 mSv ~ 1,000 mSv | ||
0.4 mSv ~ 1,000 mSv | ||
15 keV ~ 6.3 MeV | ||
700 keV ~ 3.0 MeV |
注)リングバッジは感度が異なりますので、X・γ線またはβ線のいずれかを予め選択していただきます。