長瀬ランダウア株式会社
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自然放射線・人工放射線

自然放射線

天然に存在しており、私たちが普段の生活の中で自然にあびてしまう放射線を「自然放射線」と呼んでいます。自然放射線には、おもに次のようなものがあります。

  • 1.宇宙からの放射線

    宇宙空間には、超新星爆発などの天体活動によって生まれる「宇宙線」という放射線が存在します。私たちの地球に降り注ぐ宇宙線の大部分は、厚い大気層と地磁気によってエネルギーを失い消滅しますが、一部は地表にまで到達します。私たちがこの宇宙線をあびる量は場所や高度によって異なります。

  • 2.大地からの放射線

    岩石や土には、カリウム40やトリウムなどの放射性物質が含まれており、これらは絶えず放射線を出しています。その量は地域によって異なり、関東地方では、関東ローム層によって大地が覆われているため、放射線量が少ないのに対し、関西地方では深成岩が地表近くまで迫っているため、関東地方よりも放射線量が多くなっています。一般的には、日本での放射線量は、「西高東低」の傾向にあります。

  • 3.食物からの放射線

    食物には、カリウム40や炭素14などの放射性物質が含まれています。これらは体組織を構成する元素であり、私たちは食物摂取を通じて体内に蓄積し、恒常的にこれらの放射線を受けています。

  • 4.空気中の放射線

    空気中には、ラドンなどの気体状の放射性物質が含まれているため、私たちは呼吸をすることにより、これを体内に取り込み放射線を受けています。

人工放射線

私たち人間は、生活の質を向上させるため、放射線発生装置などで作られた放射線や放射性同位元素から出る放射線をさまざまな分野で利用しています。この放射線を「人工放射線」と呼んでいます。この人工放射線の利用例として、おもに次のようなものがあります。

  • 1.工業分野で利用される放射線

    機械や建造物などを破壊せずに内部構造を検査する非破壊検査に、あるいはプラスチックに放射線を照射して強化させることなどに利用しています。

  • 2.農業分野で利用される放射線

    農業分野では、放射線照射によるジャガイモの発芽防止、穀物や花卉の品種改良などに利用しています。またハエなどに放射線を照射して不妊化させ、害虫を駆除することにも利用したことがあります。

  • 3.医療分野で利用される放射線

    医療分野では、病院などでガン細胞に放射線を照射してガンを破壊する治療に、あるいはレントゲン写真、CTスキャンや放射性医薬品などを使った病気の診断などに利用しています。

  • 4.研究分野で利用される放射線

    研究分野では、考古学の貴重な文化財の判定や環境汚染などのようすを解明する放射化分析などに利用しています。また放射線を目じるし(トレーザー)として利用し、物質の移動や濃縮のようすなどを調べる工程解析の技術にも利用しています。